富山ハイキングクラブ (会企画)
風吹大池 （１７８０ｍ) 糸魚川市）
２０１７年１０月８日（日）晴
＜参加者７名＞
Ｌ山本（記録・写真）ＳＬ尾畑 高田 粟田
(会計) 伊林 伊藤 長谷川
(感想文・写真)
＜コースタイム＞
富山市内Ｐ６：００→滑川ＩＣ合流６：３０→登山口駐車８：１５→登山口(バス停)発８：２５→笹目尾根９：２５→パノラマ図解１０：３０→天狗原分岐点１１：１５→
風吹大池着１１：３５→風吹山荘発１２：３５→天狗原分岐点１２：５５→パノラマ図解１３：３０→笹目尾根１４：３５→登山口着１５：２５→滑川ＩＣ（解散）１７：５５
コメント・写真 (山本)
今回は、登り３時間１０分、下り２時間５０分かかったが、２４年前の平成５年７月４日に登った時は、登り２時間４０分、下り２時間２０分として記録が
残っている。当時に比べ、メンバーが高齢化していることもあり、２割ほど増しで時間がかかっていることになる。計画書を作成時、過去のデータを参照
する際には、この点を十分に考えておく必要があると思った。また、前回の記録には、風吹大池登山口バス停付近の路肩には、多くの車がデポされており
車を止めるのに手間取ったとの記述があったが、今回は糸魚川警察署の路上駐車禁止の立て看板があって、車一台も駐車されていない。運よく、登山口
から１００ｍほど蓮華温泉へ登ったところにある橋の手前で路肩駐車２台分のスペースがあり、心配していた出発の遅れがなかった。糸魚川駅アルプス口
から蓮華温泉へ、糸魚川バス（株）の路線バスが、一日に４往復しており、それで路上駐車禁止が厳しくなったのはないかと？
笹目尾根：大木（クロベ）の根っこ道 風吹山荘：湖畔の静かな山小屋
風吹大池：紅葉した風吹岳をバックにした、風吹大池。 風吹大池1：湖岸の紅葉。
吹大池湿原：天狗原分岐点付近の湿原
静寂で神秘的な風吹大池 (長谷川)
天狗原分岐点付近の広い湿原で、枯れた草紅葉の光景が素晴らしかった。
秋日和の本日、笹目尾根ルートで風吹大池をめざす。滑川インターから糸魚川を経由し、平岩から蓮華温泉手前の登山口まで
約２時間でやっと登山口に到着。
登山口から大木の根っこ道の急登が続く。ゆっくりゆっくり息を切らしながら登り、１時間ほどでよ
うやく笹目尾根稜線（写真）に到着。息が上がり思わずダウン寸前の私に諸先輩方が優しく対応方法を伝授。１０分ほどの休憩で
何とか回復した。足元を見るとあちこちにゴゼンタチバナの真っ赤な実に気持ちが和む。
「ここからは稜線歩きで楽だから」という言葉に一瞬安堵するが、木の根が張り付いた山道で、緩いアップダウンが繰り返しあり、
おまけに泥んこのぬかるんだ道で悪戦苦闘しながら足を進める。道脇のいたるところに水芭蕉の群生地がみられ、葉が巨大化し
枯れている。
視線を前方に向けると、澄み切った青空のもと、鮮やかな黄色のミネカエデ、真っ赤なナナカマド、白いダケカンバの幹、草黄葉
などの見事な秋景色。また、所々で目の前に雄大な朝日岳、雪倉岳、長栂山などの栂海新道の稜線や雨飾山が眺望できた。
３時間程でやっと風吹大池に到着。静寂で神秘的な湖に、思わず見とれてしまった。その後、紅葉の木々が映る美しい湖のほとりで
昼食をとる。
復路は往路を引き返すが、見事な草黄葉と紅葉の美しさに見とれて下山していると、途中で、紅葉の山々にガスが立ち込め幻想的な
景色を体感。その美しさに思わずため息が出そうになる。その後、足を進めていくと、突然、眼下に見事な雲海が出現。
ふわふわで思わずその上を飛んでみたくなる見事な絶景にまた息をのんでしまった。
ぬかるんだ足元に気をとられながら必死に下山していると疲れてくるが、後方のお姉さま方の楽しい漫談のような会話に、時に大笑い
すると疲れも吹っ飛ぶ気がする。
「ゴール目前は一番気が緩み怪我しやすいから気を付けて」と適確な助言を背に必死に下山しようやく無事登山口に到着した。
足元は泥んこになりながらも、好天に恵まれ、絶好の紅葉と神秘的で幻想的な景色とみごとな雲海を体験できた素晴らしい一日だった。
諸先輩方ありがとうございました。
−長谷川(由)− 風吹大池にて
風吹大池をバックにした、参加者全員の集合写真。(長谷川)
以上